アルコール依存症(使用障害)の診断基準は「渇望」!新宿心療内科マンガ
アルコール依存症(使用障害)の診断基準はいくつかありますが、重要なのは4つです。
1 渇望
朝起きた直後、仕事をしている途中など、ながくアルコールに接していないときに、アルコールを強く求めるようになることです。
2 やめられない
「やめようとしてもやめられない」ことが重要です。
まぁ、大半の人はやめたいと思っていないと思うんですが。
3 耐性
最初のうちは少しで満足していたものが、どんどん飲酒量が増えていったりします。
本人は「強くなった」と思っていますが、実際は「鈍くなっている」だけです。
4 困る
それにによって自分や周囲が困っていれば依存症です。
何より4つ目が一番大きな要素といえるかもしれません。
こちらアルコールにかぎらず、タバコやゲームにギャンブルなど、あらゆるもので通用する診断基準でもあります。
逆に言えば「自分が困ってなくて、周囲も困らせていない」のなら、一応セーフとなります。
ですので「依存行為をしつつも健康状態は問題なく、お金に困ることもなく、周囲にたいして迷惑もかけていない!」と言い切れるなら、まったくもってOKです。
そういう意味では「食生活に気をつけて、運動して、仕事をそれ以上に頑張る」などの行為が必要になってきます。
結構大変といえば大変なので、個人的には「依存行為をしない」方が、ずっとラクなんじゃないかなーと思ったりします。
うん。はい。
「それができないんだよ」
という意見が多々出そうではありますけども。
何にせよ、何か少しでも参考になることがあれば幸いです。
(完)
こちらの単行本に掲載されています!