夫婦関係で、うつにならない方法
夫婦関係で、うつにならない方法
考えてから、続きを読んでくださいね。
ソウ
マンガ◆ 解説
夫婦関係とうつの話。
いかがでしたでしょうか。
実際にうつになる方の多くは、家族関係で問題を抱えていたり、一人暮らしだったり、家族で話せる方がほとんどいない…
ということが多いようです。
何より家族関係を良好にしておくことが、うつの予防のために重要なのですね。
また心理学では「好意の返報性」というものがあります。
ひと言で言うと、「好意には好意が返ってくるよ」というもの。
たとえば、
「被験者とサクラが、お互いを評価しあう」
という実験があります。
その際に、被験者をAとBのグループに分けて、サクラが
A「あなたはとってもステキな人だ」
B「あなたはあまり良くない人だ」
と評価しました。
そしてそのあとで、
「今、評価した人のことを、どう思いますか?」
と聞いたところ、Aの被験者たちの方が、サクラにたいして好意的な評価をしました。
まぁ、言うまでもない結果かもしれません。
とにかく相手から好意が欲しければ、何より自分から先に与えるべき、というわけですね。
この好意を示すには、たとえば「誉め言葉」や「プレゼント」、または「話をにこやかに聞いてあげる」などなど、
さまざまな方法があります。
ですので、この好意を示すことができる人ほど、モテていくわけです。
しかし。
この好意として示した行動のすべてが、期待した通りに伝わっているわけではない…
というのが、今回の話の結論です。
ですのでこんなとき、
「恩を仇で返された!」「自分ばかりがソンしてる…!」
と思うのは、あまり意味がありません。
相手だって、同じように感じているわけです。
すべて「お互い様」と認識した上で、また新たに、相手を幸せにするための行動をしてあげること。
たとえ相手に認識されなくても、何個も何個もやっていれば、きっといくつかは相手の心に残っていきます。
それができる人が、最終的にもっとも幸せを得られるんですよ。
ちなみに自分は学生のころ、憧れの女性に思い切ってプレゼントをしたことがあります。
当時、何を贈っていいか分からなかった自分が買ったのは、石けんでした。花王でした。
今から考えても、何を考えていたのか分かりません。
渡したときの、その女性のセリフは、いまだに心に残っています。
「あ…。お中元、ありがとう…」
あれー?
プレゼントと認識されてないよー?
どちらかというと、「行事」みたいな扱いになってるよー!?
お中元の時期が来るたびに、人間の行動ってうまく相手に伝わらないことを強く思い出しつつ、ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
(完)
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復職支援・精神科デイケア(ゆうリワークセンター)