女は、うつになりやすい?~PMS

女は、うつになりやすい?~PMS

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ソウ

ソウ

マンガ
ゆうきゆう

ゆうきゆう

脚本・監督
@sinrinet

◆ 解説

さて、女性のうつの話。いかがでしたでしょうか。

うつ病の男女比は、だいたい1対2と言われています。
ただ必ずしも「男性がうつになりにくい」というわけではなく、女性の方が、うつとして精神科・心療内科の門戸を叩きやすいのかもしれません。
当院の患者さんは、だいたい男女比が4対6くらいです。

いずれにしても、うつとして受診する女性が多いのは事実で、その理由としては、今述べたPMSや、三つの要因なども関わっていると考えられます。

この予防として、一番重要なのは、周囲のサポート。
マンガにもある通り、夫や恋人など、身近にいる人が、話を聞いてあげたり、うまく分かってあげたりできると、発症率は大きく下がるとされています。

とはいえ、だからといって周囲の人が抱え込みすぎ、プレッシャーを感じすぎてしまうのも問題。
共倒れになってしまう可能性もあります。

「ねぇ、あなた! ここにこう書いてあったから、きちんとフォローしてよ! ちょっと! 聞いてるの!?」
と言い過ぎるのはかわいそうです。
ご注意ください。

ちなみにPMSに関して思い当たることがありましたら、基本的には婦人科を受診されるのがいいかもしれません。
婦人科的な疾患が関わっている可能性もあります。
それでもあまり変化がなかったり、ストレスによって症状が増えたりしているなら、そのときはメンタルです。

そして途中に「引越うつ病」という言葉がありますが、実際に引越はストレスになったりします。
そのため、うつ状態になっているときに、
「とりあえず住まいを変えたら何とかなるのでは…?」
と思うのは、実はあまり良くありません。
回復してから、と考えた方がいいでしょう。

ただ今話したように、家族のサポートそのものは重要であるため、
「一人暮らしをしているが、うつ状態になったため、実家に引っ越す」
のなら、意味はあるかと思います。

もちろん、実家に帰るのが大変というならば…。
疲れたときは、たまには家族に電話などをしてみてもいいのではないでしょうか。

それだけでも、気持ちが楽になることもあるはずですよ。

 

ちなみに自分は学生のときに、公衆電話から、家に電話をしたことがありました。
すると、こんな声が聞こえてきました。

「この番号は、現在、使われておりません。番号をお確かめになって」

 

あ、見捨てられたわー。

自分を置いて、家族全員、どこかに夜逃げしたわー。

本気でそう思ったのですが、ただ単に番号を間違えていただけでした。
ギリギリの家族ライフを送っていた自分を思い出しつつ、ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。


(完)

単行本1~4巻も発売しています!

5巻も12月26日に発売予定です。よろしければ。

   

ゆうメンタルクリニック新宿院

03-3377-9000

お気軽にご連絡いただければ幸いです。

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